自暴自棄を経てついに主役となるか!「西郷どん」18話に登場の二階堂ふみが話題に

2018年5月15日 06:28

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■ナチュラル過ぎる二階堂ふみが話題に!

 5月13日にNHK大河ドラマ「西郷どん」の第18話が放送された。徳川幕府に追い詰められた吉之助と月照は入水となるところで前週は終わり、その悲劇的なシーンは大きな話題を呼んだ。過酷な状況を強いられる吉之助だが、その苦悩と戦う姿はまさに主役といっていいだろう。

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■名前を変えて大島での生活をはじめる吉之助

 西郷吉之助(鈴木亮平)は月照(尾上菊之助)と共に身投げすることになるも、自分だけが助かってしまう。奇跡的な生還に正助(瑛太)は喜ぶも、吉之助は自分だけ助かったことを後悔する。あらゆる希望を絶たれた吉之助だが、幕府の追っ手を振り払うため、名前を変えて大島(現在の奄美大島)へ幽閉されることになる。

 当時の大島は薩摩藩に支配されており、サトウキビを絞って僅かに取れる砂糖を年貢として納めなければいけなかった。その島に住む龍佐民(柄本明)に世話になりながら吉之助は暮らしていたが、斉彬や月照の代わりに自分が生き残った現実を受け入れられず、差し出される食事もロクに取っていなかった。

 そんな彼を見かね、龍は島に住むとぅま(二階堂ふみ)に食事を運ぶように頼まれる。彼女は占いで「島の外から来る人間と結ばれるが、災いも運んでくる」と診断されていた。偶然にも島に流れ着いた吉之助の世話役を頼まれるのだが、自暴自棄な姿に好意的な印象を抱くことはできなかった。

■とぅまの言葉が気になる吉之助

 希望を見いだせないまま暮らしていると、薩摩藩の役人が大島の人たちに対して非道な仕打ちをしている場面に遭遇する。偶然その場に居合わせた吉之助は役人どもを退け、とぅまから感謝される。それと同時に薩摩藩が敷いていた圧政の現実を聞かされるが、斉彬を批判されたことに激昂してしまう。

 次々と自分の知らない現実に向き合わうことになる吉之助だが、さらに正助から橋本左内(風間俊介)が幕府によって処刑されたことも知らされる。次々と身の回りの人が亡くなっていき、いよいよ精神的に追い込まれる吉之助。その影響もあって高熱にうなされてしまうが、意外にもその危機を救うのはとぅまだった。

 いきなりつらい状態からはじまった新章。吉之助の風貌も激変し、この辺りの役作りは鈴木亮平ならではのクオリティとなっている。また、ネットでも話題となったとぅま役の二階堂ふみもみずみずしい島民役にぴったりで、今後2人がどのように仲を深めていくのか気になるところだ。

 「西郷どん」はNHKにて毎週日曜日20時から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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