山口紗貴子さん、NFLチアリーダーに合格 39歳で日本人最年長

2018年5月12日 11:57

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 10日(現地時間)、NFLのシンシナティ・ベンガルズは、専属チアリーダー「ベンギャルズ」に日本人で39歳の山口紗貴子さんが合格したことを発表した。山口さんは1979年2月生まれの東京都出身、39歳での日本人の合格は史上最年長である。

 山口さんがチアダンスを始めたのは玉川大学に入学してからで、学生時代には日本学生選手権優勝、全米学生選手権8位と活躍していた。
NFLのチアオーディションを受けたのは35歳になってからで、きっかけはその前年にかつての練習仲間がNFLのチアリーダーで活躍する姿を見たことであった。最初の年は3チームを受けたが失敗に終わり、その後も毎年、複数のチームを受けるが成果は現れなかった。

 昨年はシンシナティ・ベンガルズがチアリーダーには年齢を考慮しない方針であることを知って、シンシナティ・ベンガルズを含む3チームを受験した。最終合格にはならなかったが、今年の受験はシンシナティ・ベンガルズに絞り込んだ。さらに昨年9月には日本の会社を退職しシンシナティに移住、ベンガルズのダンススタイルを学び、語学学校にも通い始めた。

 チアリーダー合格率70%を超えるとされている「サイドラインプレップ」という専門学校にも通った。ここでダンステクニックはもちろん、食事のケア、衣装の選び方、面接テクニックなども学んでいたことが結果に繋がったようだ。

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