ミスタージェントルマン、2018-19年秋冬コレクション発表

2018年3月27日 10:04

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記事提供元:ファッションプレス

 ミスター・ジェントルマン(MISTERGENTLEMAN)の2018-19年秋冬コレクションが2018年3月23日(金)に、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。

■ニュー・ベーシック

 ショー会場に組み立てられた白く輝く箱は実験室をイメージしたものだろうか。今季のテーマは「ノー トーク イン ザ テストハウス(No Talk In The Test House)」。"会話の無い実験室"で作られたコレクションは、デザイナー・オオスミタケシと吉井雄一が考える"今、現在のベーシックスタイル"が表現された。

■研究員は天才か、マッドか

■ミリタリーの混入

 "実験室"で作られたアイテムは奇想天外なものばかり。腕に巻き付いたミリタリーテイストのアイテムは、新しいジャンルのバッグといったところだろうか。スラックスを穿き、コートを羽織ったドレス感のあるコーディネートに合わせられたそれは、今まで感じたことのない雰囲気をルックに落とし込む。

■試行錯誤の途中

 既存のウェアを切り取って、取り付けて、繋ぐ、交ぜる。服を作る過程での試行錯誤の跡がそのままアイテムの上に残されたようなピースも多かった。スタジャンをプルオーバータイプに変形させたかと思えば、その上にまた上半分を切り取ったスタジャンをパーツとして取り付ける。それは不思議でアバンギャルドな、まるで"実験途中の偶然の産物"のようだった。

■キレイで不思議

 アイテムこそ個性的でユニークだが、シルエットは紳士的でキレイ。パンツは細身が主流、飛び抜けてビッグなシルエットのトップスもない。スッと収まった印象はあるのに、確実に新しく、見たことのないスタイリングがそこには決まっていたのは、"化学反応"によって生み出された目新しいアイテムによる効果だった。

■足元は"今"

 ルックの大半の足元を固めたのは「ダッドシューズ」。まさに"今、現在"を象徴するようなボリュームのあるスニーカーはしっかりとトレンド感を演出していた。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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