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機能志向食品市場が拡大、グリーンチャージではミドリムシ配合が伸長
富士経済は12日、健康や美容によいとされる成分を添加した錠剤・粉末形状を対象とする機能志向食品の国内市場調査結果を発表した。
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■機能志向食品市場(全体)
18年の市場は17年見込み比2.0%増の9,317億円と予測している。
16年より、規模の大きいダイエットや生活習慣病予防が市場拡大をけん引。スマートフォンを主媒体としたデジタル広告戦略によって新興企業も躍進した。
18年は規模の大きいダイエットの続伸やグリーンチャージ、骨・関節サポートの伸びが期待されることにより、市場拡大が続くと予想。注目市場は以下の3つを挙げている。
■ダイエット
18年の市場は17年見込み比5.6%増の1,536億円と予測している。
17年は16年から引き続きタンパク質補給や抑制系・燃焼系ダイエットの伸びにより市場拡大が見込まれている。
18年も市場拡大が予想されている。スポーツ人口の増加や運動により筋肉をつけながら健康的に体重を落とすボディメイクを目指す層の増加により、プロテイン配合の続伸が期待されているという。
■グリーンチャージ
18年の市場は17年見込み比4.1%増の957億円と予測している。
市場は粉末の青汁を中心に形成され、食生活での野菜不足解消を訴求することにより需要が増加。今後も青汁が市場の中心ではあるが、近年はミドリムシ配合が大きく伸長し、18年には構成比が20%弱まで高まるとみられる。
青汁も引き続き上位ブランドをヘビーユーザーが継続的に購入していることや、ライトな商品の投入により新規ユーザーを獲得していることで伸びる見込みだ。
■マルチバランス
18年の市場は17年見込み比1.6%増の814億円と予測している。
16年はシリーズサプリメントを展開する上位メーカーが実績を伸ばした。特にファンケルの「年代別サプリメント」が各年代の需要を獲得し好調。また、健康食品を展開するネットワーク系企業も好調だったという。
17年もシリーズサプリメントが続伸。健康維持や栄養補給のベースとなる商品として需要を獲得しているため、18年も引き続き市場拡大が期待されているとしている。
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