今年の映画「ドラえもん のび太の宝島」は冒険と愛、父と子の物語

2018年3月7日 23:58

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今年の映画「 ドラえもん のび太の宝島 」は冒険と愛、父と子の物語

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 今年のドラえもん映画はいいぞ……!!今年も初日に見てきました、映画「 ドラえもん のび太の宝島 」!!

 ぶっちゃけてしまうと、去年の映画「 ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 」がちょーっと、ちょーっとだけこう、CMやキャッチフレーズで期待しすぎてしまった感があったので今回はどうかなーと思っていたんですが。

 もし去年、筆者と同じくなんとなく得体の知れない肩すかし感を覚えた人がいらっしゃいましたら、今年は是非とも行っていただきたいです。

 ネタバレなしに、できる限りオススメ箇所をレビューしていこうと思います!

 もう一度言うけど、今年のドラえもん映画は本気でいいぞ……!!

Contents
1 「 ドラえもん のび太の宝島 」は動く!動く!!動く!!!2 「みんなが活躍してカッコいい」が好きな人にはきっとド真ん中!3 心が躍る冒険作品

■「 ドラえもん のび太の宝島 」は動く!動く!!動く!!!


 今年はロバート・ルイス・スティーヴンソンの名作小説「 宝島 」がモチーフとなっているだけあって、キャラクターの動作が非常に重要。

 その動きのなめらかさ、細かさは、まったく海賊の登場しない序盤から遺憾なく発揮されています。もはやオーバーリアクションとすら言えそうなのび太くんの動きに、「今年はもう、めっちゃ動かす気満々だな……」と思ったほどです。

 そしてそれは、船出以降存分に、存っ分に堪能できます!!

 例えば海の上で楽しく跳ね遊ぶシーンや、海賊が舟に乗り込んできての乱闘、舵が利かなくなり人力で帆を操作しなくてはならなくなった場面。人間の動きだけでなく、波の動きにも是非ご注目ください!

 あとミニドラめっちゃ可愛いので……注目してほしいです……。

 もう、画面の端のほうでちょろちょろ動いて可愛い可愛い。旧ドラ時代のミニドラにも負けず劣らず可愛いです。多色なのもまたよし。

■「みんなが活躍してカッコいい」が好きな人にはきっとド真ん中!


 今回のなにがいいって、全員がカッコよくって頑張っていて、きっちり役割をこなして嫌なところがないってところです!

 特にジャイアンとスネ夫がカッコよくて頼りがいがあると嬉しい人にはド真ん中を射貫かれると思います!!

 今回はヒロイン役のしずかちゃんですが、しずかちゃんすら囚われの身ながらも奮闘しているのがカッコいいんですよ!!頑張ってる女の子、最高に素敵です!!

 のび太くんもしずかちゃんを連れ去る海賊に追いすがるところ、仲間を分裂させまいと言葉と行動を尽くすところ、大人に疑問を直球でぶつけるところ、なによりドラえもんを大切に大切にしているところ、全部全部描ききられているので、のび太くんという人間をこれでもかと魅せてくれます!

 のび太くんをすごく好きになれる映画です!!

 いやー、泣かせにかかってきますよ。愛がテーマの一つにもなっているからか、旧ドラからのファンには覚えのあるフレーズも登場します。

 まさかあのフレーズがこの映画で出てくるなんて……!!とちょっと胸が熱くなりました。ヒントは宇宙漂流記です。

 気付いてー!!気付いた人は筆者と一緒にニヤニヤしてー!!

■心が躍る冒険作品


今年の映画「 ドラえもん のび太の宝島 」は冒険と愛、父と子の物語

 結論としては、今回の映画「 ドラえもん のび太の宝島 」は、最高の冒険作品になっていると思います。

 のび太くん視点、しずかちゃん視点、そしてゲストキャラ視点で多角的に物語を魅せてくれるので、考察なしでも物語をグッと深く楽しむことができます。

 また、ゲストマスコットキャラ・クイズの出してくるクイズをのび太くんたちと一緒に考えることによって、まるで一緒に冒険に出ているような臨場感を味わうことができます。

 さらに、この物語の根幹にあるのは「愛」。今回の映画のキャッチフレーズの一つに、「 その島を作ったのは、愛でした。 」とあるように、様々な愛で溢れすぎていて、何度となく目頭が熱くなります。

 のび太くんとしずかちゃんの別離のシーンや後半、必見です。

 そしてもしできることなら、是非お父さんたちは一緒に見に行ってあげてください。今回はお母さんより、お父さんと子どもたちに見てもらいたい。

 ドラえもん映画に親たちの描写が入るのを嫌がる人はけっこういますが、これこそが新ドラ映画の醍醐味だとも思うのです!!

 特に今年は、映画「 クレヨンしんちゃん 」での両親キャラは活躍が控えめなようなのでバランスですね!

 正直リピートしたい気持ちでいっぱいです。公開から2日目、かなりの高評価が寄せられているこの作品!是非ご覧ください!!

 覚えていますか?幻の「 ザ・ドラえもんズ 」

(あにぶ編集部/井之上)

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