電子マネーを簡単につくれる「GMOアップカプセル電子マネー」を開発

2018年3月2日 09:58

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記事提供元:フィスコ


*09:58JST 電子マネーを簡単につくれる「GMOアップカプセル電子マネー」を開発
GMOインターネットグループでインターネット上の集客サービスを展開するGMOTECHは、店舗・施設独自の(ハウス型)電子マネーを簡単につくることができる「GMOアップカプセル電子マネー」を開発した。2018年2月28日(水)からサービスサイトを公開して、2018年4月上旬よりサービスの提供を開始する予定である。
「GMOアップカプセル電子マネー」は、ブロックチェーン技術の活用して、独自の電子マネーの発行から、店舗アプリを利用した店頭でのチャージや支払いの仕組みまでを、システム構築の手間や時間をかけずに、簡単に導入できるサービスのことである。
GMOTECHのO2Oアプリ作成サービス「GMOアップカプセルPRO」のオプション機能として提供する以外に、SDK(ソフトウェア開発キット)も提供するので、「GMOアップカプセルPRO」で作成した店舗アプリのほかに、自社で開発したアプリへも簡単に独自の電子マネー機能を導入することができる。さらに、電子マネー専用アプリとして展開することもできる。

なぜ、「GMOアップカプセル電子マネー」を開発したのか。それは、電子マネーの導入には、専用システムの構築に時間やコストがかかるケースが多く、導入の障壁となっているからだ。そこで、GMOTECHは、近年とみに注目を集めているブロックチェーン技術の活用して、店舗独自の電子マネーの発行から、スマホアプリを利用した店頭でのチャージや支払いの仕組みまでを簡単に構築できる「GMOアップカプセル電子マネー」を開発することにした。
今、日本の消費市場では、キャッシュレス化が猛烈な勢いで進行中だ。電子マネー(非接触IC型/サーバー管理型)を含むプリペイドカード決済市場は、2017年時点で約9.6兆円市場となり、2020年には最大12.6兆円へ市場へ拡大すると見込まれている。
ハウス型電子マネーは、チャージした顧客のリピート来店が期待できるといった利点から、導入する企業や店舗が増加中で、最近では、従来の磁気やICカード型のみならず、モバイル端末やスマホアプリを活用したハウス型電子マネーの導入ニーズが高まっている。

■「GMOアップカプセル電子マネー」について

特徴1:ブロックチェーン技術の活用で、簡単に電子マネーを導入
電子マネーの発行、店頭での来店者(お客)によるチャージ・支払い等の処理には、ブロックチェーン技術を活用している。顧客はユーザー向けスマホアプリ、店舗側はスタッフ向けアプリが搭載されたタブレット端末1台を用意するだけで、電子マネーの決済処理に関わる一連のフローが完結する。店舗は専用のシステム構築や、カードリーダーなどの専用機器の設置が不要なため、簡単に店舗独自の電子マネーを導入することができるようになる。
特徴2:スマホアプリと店舗用タブレットで、スマートなチャージ・支払いフロー
電子マネーのチャージ・支払いは、ユーザー向けスマホアプリと、店舗用のスタッフ向けアプリが搭載されたタブレット端末を利用した以下の簡単なフローで、リアルタイムで実施することができる。

■電子マネーのチャージ

1.[顧客]店頭で、スタッフにチャージしたい金額分の現金を支払い。
2.[店 舗]スタッフ向けアプリに受け取った現金分のチャージ金額を入力して、QRコードを生成し、顧客に提示。
3.[顧客]ユーザー向けアプリでQRコードを読み取ればチャージ完了する。

■電子マネーによる支払い

1.[店舗]支払い(会計)金額を顧客に提示する。
2.[顧客]ユーザー向けアプリに支払い金額を入力して、QRコードを生成し、店舗スタッフに提示。
3.[店舗]スタッフ向けアプリでQRコードを読み取り、支払い金額と電子マネーの利用額が合っていることを確認し、決済が完了。
特徴3:チャージ履歴などのデータ活用でリピート来店を促進
顧客のチャージ履歴や支払い情報(金額・残高・使用日時・使用店舗/施設)は、データとして記録・蓄積される。このデータは店頭でのチャージ時にスタッフ向けアプリから一時的に閲覧できるほか、管理者向けに用意する管理画面(PC用)からいつでも確認することが可能だ。それにより、店舗独自の電子マネーの導入による顧客のリピート来店が期待できるほかに、チャージ履歴などをマーケティングデータとして活用すれば、販促活動にも有効に活用できる。


【ニュース提供・エムトレ】《HT》

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