コモン スウェーデン、2018-19年秋冬コレクション発表

2018年1月23日 11:01

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記事提供元:ファッションプレス

 コモン スウェーデン(CMMN SWDN)の2018-19年秋冬コレクションが、2018年1月17日(水)にフランス・パリで発表された。

 デザイナー、サイフ・バキ―ルとエマ・ヘドルンドの2人が描くノスタルジーは、過去を思い返しながら、あらゆるエッセンスをかきまぜる新しいもの。それは如何様にも変化する未来にとらわれない、自由な発想から生み出される。スポーツやクラシック、ストリート、スクール、ミリタリーの共存近未来が創り出される。

 ノスタルジックを表現する上で定番ともいえるタータンチェックは、今季の重要な役割を担っている。ブルゾンには、まるで解体して再構築するうえで、部分的に挿入したかのように取り入れている。あるいは、Aラインの柔らかなシルエットのスタンドカラーコートは、万能なリバーシブルの仕立て。スタンダードなネイビーと、タータンの2面性をもたせた。

 ミリタリーやストリートといった力強いアイテムには、ノスタルジーやクラシックの優しさを加えて、その独特の強さを中和している。カモ柄のニットは、淡い色味によってソフトな印象へと転換し、フーディーとクロップド丈のスラックスを合わせることでハイブリッドなスタイルを実現。カモ柄風のグラフィックに彩られたコートは、ミリタリーを全面に押し出すようなアイテムではあるが、オーセンティックなスラックスをボトムスにあわせることでシンプルな男性の美しさも表している。

 ランウェイの中、あらゆる形で幾度となく登場したティーンエイジャーを想わせるニットは、トラッドな印象とカジュアルな印象を一度に引き出す万能アイテムと言えるだろう。特に、スーツとの合わせ方に至っては、自由なコーディネートを象徴している。時にはインナーに、またある時は上から羽織るケープにと、このユニークな着こなしこそ近未来のノスタルジックには欠かせない手法なのだろう。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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