ヤマト運輸とCCCがサービス連携 Tポイント利用や宅配ボックス設置

2017年12月26日 06:57

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オープン型宅配便ロッカーPUDOステーション(写真: ヤマト運輸の発表資料より)

オープン型宅配便ロッカーPUDOステーション(写真: ヤマト運輸の発表資料より)[写真拡大]

 ヤマト運輸とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は25日、相互にそれぞれのサービスの連携を図っていくと発表した。その第一歩として、ヤマト運輸はCCCのTポイントを導入し、宅急便利用客の荷物の発送や梱包資材の購入時に利用できるようにする。CCCはヤマト運輸などが運営するオープン型宅配便ロッカーPUDOを、同社の蔦屋書店やTUTAYA直営店の一部に設置し、顧客がいつでも宅配便を受け取れるサービスを実施する。両社のサービスの相互連携は、ライフスタイルの多様化やデジタル社会の進展に対応し、利便性の高いサービスを多くの顧客に提供する必要があると判断されたためである。

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 サービスの相互連携の第一弾として実施されるヤマト運輸のTポイントは、CCCが運営する共通ポイントで、レンタルビデオチェーンTUTAYAの会員証として利用できるほか、コンビニエンスストア・ファミリーマートなどの提携企業の利用でもポイントが加算される。ポイントは「Tカード」と呼ばれるポイントカードで貯められる。ポイント数に応じて利用客は優待サービスを受けられる。

 Tポイントの導入は2018年4月を予定しており、荷物の配送代金に貯めたポイントを利用出来るほか、2018年夏頃から、ヤマト運輸の会員のクロネコメンバーズを対象にオリジナルグッズとの交換も予定している。

 CCCは、TUTAYAの店舗や蔦屋書店にPUDOを設置することで、顧客の利便性が高まると期待されるほか、今後は、近隣店舗との地域密着型サービスも検討していきたい考えである。PUDOの設置は2018年4月を予定している。(記事:南条 誠・記事一覧を見る

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