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ホテルモントレ、AI「メトロエンジン」を活用し客室単価設定へ
画像はイメージです。(画像:ホテルモントレ発表資料より)[写真拡大]
全国に19のホテルを展開するホテルモントレグループは、同グループの関西の5つのホテルにおいて、宿泊価格の決定にAIを導入する。メトロエンジン社の開発による、同名のレベニューマネジメントツール「メトロエンジン」を採用するという形だ。
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導入される5つのホテルは、具体的には「ホテルモントレ大阪」「ホテルモントレ ラ・スール大阪」「ホテルモントレ グラスミア大阪」「ホテルモントレ京都」「ホテル モンテ エルマーナ神戸アマリー」の5箇所である。
さて、ごく基本的な一般論として、同じホテルの同じ客室も、毎日同じ料金で提供されるわけではない、というのが普通だ。例えば、普通は同じ部屋でも週末よりはウィークデイの方が安く借りられる。その他、年末年始や盆などのピークシーズンであるとか、様々な条件が関わって、ホテルや旅館の料金というのは決まる。
ただ問題は、「では、最適な価格設定を行うにはどうすればいいのか」ということである。普通は人間の経験知に頼って価格決定が行われているのであろうが、それにはおのずから限界がある。そうしたわけで、AIの導入という流れが生まれているということだ。
メトロエンジンは、まず宿泊者の「予約行動」に関するビッグデータを収集する。競合施設の客室単価、レビュー、部屋の写真、民泊に関する情報などというものもある。そのリアルタイム・データに基づいて、人工知能が分析と単価算出を行う。そしてその上で、その金額で部屋を提供したことが適切であったかどうかをフィードバックによって機械学習し、ホテルの収益を最大化へと導くのである。なお、近隣のイベントの開催と、それによる需要の増加なども自動的に分析しデータに組み込む機能を備えている。
ホテルモントレグループによるメトロエンジンの採用は、順次ほかの各地のホテルにも展開していく予定であるという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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