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Google、ユーザーの合意なく個人情報収集のAndroidアプリに警告表示へ
headless曰く、 Googleは1日、「望ましくないソフトウェアのポリシー」の適用対象を拡大し、ユーザーの合意なく個人情報や端末情報を収集するAndroidアプリで警告を表示する計画を発表した(Google Security Blog、9to5Google、Register、BetaNews)。
アプリがユーザーの個人情報や端末情報を扱う場合、アプリ内でのユーザーへの通知とプライバシーポリシーの提供が必要となる。さらに、アプリの機能と関連しないデータを収集・送信する場合は事前に使用目的を明示し、合意を得ることも必要だ。データ収集の要件はアプリの全機能に適用され、たとえばクラッシュリポート送信時にアプリと無関係なインストール済みパッケージのリストを含める、といった場合にも使用目的を明示して合意を得る必要があるとのこと。
これらの要件はGoogle Play以外で配布されるアプリにも適用され、違反アプリでは今後60日以内にGoogle Play Protectまたはアプリを配布するWebページで警告が表示されるようになる。違反アプリによる警告の問題を解決するための情報を得るには、Search Console(要ログイン)やSearch Consoleヘルプを参照するといいだろう。また、アプリ開発者は「アプリの確認と異議申し立て」により、Google Playで配布するアプリだけでなく、Google Play以外で配布するアプリの確認を要求することも可能だ。このほか、Google Playで配布するアプリのユーザーデータに関するポリシーはDeveloper Policy Centerで確認できる。
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