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Uber、自律走行車で乗客の車酔い防ぐシステムの特許出願
記事提供元:スラド
Uberが自律走行自動車で乗客の車酔いを防ぐシステムの特許を出願していることが判明した(United States Patent Application 20170313326、The Next Webの記事、The Guardianの記事、CNBCの記事)。
指定したルートに従って目的地へ向かう自律走行車では車外に注意を払う必要が小さいため、乗客の注意は仕事や読書、オンラインアクティビティなどに向かうことになる。その結果、乗客の前庭器官が受ける感覚と乗客が認知する自動車の動きが一致しなくなり、車酔いが発生しやすくなる。
Uberが出願しているシステムはさまざまな刺激を用い、加速・減速・方向転換といった自動車の動きの変化を乗客に伝えることで車酔いを防ぐというものだ。例としては、車内での光の変化やディスプレイ表示による視覚的な刺激、音声による聴覚的な刺激、座席の傾きや振動、空気の流れの変化による刺激が挙げられている。
VR酔いに関する最近の研究では、風を当てることで被験者のVR酔いが大幅に軽減する一方、座席の振動による効果はほとんど見られなかったとの結果が発表されている。
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