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東京ヴェルディ、J1復帰なるか!
■東京ヴェルディとは
東京ヴェルディは、「ヴェルディ川崎」時代、サッカー・Jリーグの強豪チームとして知られていた。初年度のJリーグ王者、さらには翌年にも王者に輝いた。当時は強いだけでなく、タレントもそろっており、日本代表を多く輩出していた。カズ、北沢、ラモス、武田と言った超強力的な攻撃陣はサッカーを見ない人でもよく目にしたり耳にしたりしているのではないだろうか。日本代表の試合を解説することが多い松木氏も元々ヴェルディの監督だった。
そんなヴェルディだが、いつしかチーム名は変わりチームは低迷期を迎えた。2005年のシーズンにJ1・17位と低迷しJ2に降格する。07年にJ2で2位となりJ1復帰を果たしたものの08年は17位となり再びJ2に降格。それ以降J1昇格プレーオフにすら進出できずにいた。
それでも今年はシーズンを5位で終え、ようやくそのプレーオフ進出を果たし、9年ぶりのJ1昇格へ望みをつなぐことが出来た。
■J2のプレーオフ制度
J2のプレーオフはリーグで3位~6位のチームで行われる。3位と6位、4位と5位がそれぞれ対戦し、勝者同士が決勝を行い、1チームのみJ1に昇格できるシステムだ。ただし90分で引き分けの場合はシーズンで上位のチームが勝者となる。準決勝は11月26日(日)、決勝は12月3日(日)に行われる。なお、J2の1、2位は、自動的に昇格が決定している。
■ヴェルディの復帰を望む声は多い
サポーターというのはどのチームにももちろん存在するが、東京ヴェルディのJ1復帰を望む声は大きい。それはサポーターの数が単に多いという訳ではなく、ヴェルディが“オリジナル10”で当初とりわけ異彩を放っていたチームだったからだ。(オリジナル10とはJリーグ元年からトップリーグに存在した10のクラブ。その中で、これまでJ2に降格したことの無いクラブチームは鹿島アントラーズと横浜Fマリノスしかない。)
1993年に開幕したJリーグだが、今年はDAZNが参入したことにより報酬面で劇的に変わったため、第2章の幕開けと捉えているサッカー関係者は少なくない。そんな年にヴェルディがJ1に復帰できれば、より象徴的な年として記憶されるかもしれない。
ファン以外にとっては当初強くて憎たらしかったヴェルディだったが、彼らのJ1復帰を待ち望んでいる元・アンチヴェルディというJリーグファンも多いことだろう。今年もJ2のプレーオフから目が離せない。
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