Intelのx86プロセッサ、MINIXを搭載

2017年11月8日 10:56

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 最近のIntelのx86プロセッサには、CPUとは独立した遠隔管理システムである「Management Engine」が搭載されている。このシステムはネットワークインターフェイスと直結されており、PCが停止した状態でも管理操作を行えるようになっているのだが、ここでUNIX系のOS「MINIX」が使われているという(NETWORKWORLD)。

 MINIXといえば、開発者のAndrew Tanenbaum氏とLinuxの開発者であるLinus Torvalds氏との議論が有名だが、現在はBSDライセンスで提供されており、商用利用も可能となっている。

 Intelプロセッサに組み込まれているMINIXはPCのOSとは別の権限で動作しているとはいえ、PCの全コンポーネントにアクセスが可能になっているとのこと。また、外部からのアップデートは不可能だ。そのため、Googleなどはこの機能を無効にしたい意向を示しているという。

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