仕事に役立つマネジメント技法のすすめ7 〜ビジネスの結果(リザルト)を左右するプロセス管理〜

2017年11月6日 06:44

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 ビジネスは結果がすべて、でも結果をつくるのはプロセスですね。リザルト(結果)とプロセス(経過)、どちらが大事かの議論は永遠に続いています。私はプロセスだと思っています。これは意識変革が先か、行動変革が先かの議論に似ています。私は意識変革が先だと思っています。意識変革に裏付けられた行動変革は本物だからです。

【前回は】仕事に役立つマネジメント技法のすすめ6 〜PDCAサイクルを常にレベルアップする検証管理〜

●インプット、プロセス、アウトプットの関係

 マネジメントの目的はインプット=資源を活用してアウトプット=結果価値を最大にすることです。その観点から考えると、プロセス管理はインプットの質を高め、如何にコントロールするかが大切となります。

 ビジネスでのインプット(資源)には人的資源、金銭的資源、技術的資源、設備資源等色々な性格の資源があります。それらインプット=資源を的確に評価出来なくては、資源の有効活用、プロセス管理は出来ませんね。

 インプット、プロセス、アウトプットの関係で言うとマネジメント=プロセスと言っても過言ではありません。

●インプット=資源情報のレベルを上げる観察、分析、判断

 インプット=資源情報のレベルを上げるには、観察スキル、分析スキル、判断スキルの3つのスキルを上げなくてはなりません。

 観察スキルとは資源をその気で観るスキルです。手持ちの資源を何となく観ていては、その資源の特徴、問題、効能が分かりません。

 分析スキルは資源を分けて観ることです。混同して資源を観ていてはその特性は分かりません。資源を有効な単位で観ます。

 判断スキルとはその資源が結局のところ、役に立つのか、立たないのか、○×をはっきりさせることです。

 例えば、人的資源。自社の社員の能力をなんとなく観ていては評価出来ません。マーケティングスキル、マネジメントスキル等視点が必要です。また社員をまとめて観ていては特徴を掴めません。社員を有効な区分で分けて観る必要があります。現存する社員のスキルが分かっても、そのスキルがどんな事業、職務に役立つのかの判断がなければ活用出来ませんね。

 P.F.ドラッカーも『良いプロセスは人、企業を成長させる』と言っています。(記事:KMAきむらマーケティング&マネジメント研究所 木村博・記事一覧を見る

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