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31日の米国市場ダイジェスト:ダウは28ドル高、重要イベント控えて様子見ムード
*07:16JST 31日の米国市場ダイジェスト:ダウは28ドル高、重要イベント控えて様子見ムード
■NY株式:ダウは28ドル高、重要イベント控えて様子見ムード
NYダウ ナスダック
終値 :23377.24 終値 :6727.67
前日比:+28.50 前日比:+28.71
始値 :23369.22 始値 :6713.71
高値 :23406.35 高値 :6737.75
安値 :23334.39 安値 :6705.79
31の米国株式相場は上昇。ダウ平均は28.50ドル高の23377.24、ナスダックは28.71ポイント高の6727.67で取引を終了した。決算発表を受けて売買が交錯し、朝方は小動きとなったが、その後は緩やかに上昇する展開となった。今週は明日のFOMC結果発表や下院の税制改革案に加えて、次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長の発表や10月雇用統計など重要イベントが続くため、様子見ムードから積極的な売買は限られた。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や食品・飲料・タバコが上昇する一方で耐久消費財・アパレルや運輸が下落した。
食品会社のモンデリーズ・インターナショナル(MDLZ)は決算内容が好感され、上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は3日発売を控えるiPhoneXに好意的なレビュー記事が主要メディアで報じられたほか、一部アナリストが高級消費財株との比較では株価が割安であると指摘し、堅調推移。一方で、スポーツ用品メーカーのアンダーアーマー(UA)は通期見通しを下方修正し、大幅下落。半導体のクアルコム(QCOM)は、アップルが来年以降の携帯端末に同社部品を採用しない方針が報じられ、軟調推移となった。
ビデオゲームメーカーのエレクトリック・アーツ(EA)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表、売上高は予想に一致したものの、赤字決算となった。時間外取引で下落して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は113円73銭まで反発、米税制改革への期待高まる
31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円28銭から113円73銭まで上昇し、113円64銭で引けた。米国の10月消費者信頼感指数が17年ぶりの高水準に達したことや、トランプ米大統領による年内の税制改革実施に向けた前向きな発言を受けて期待が再燃しドル買いが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1627ドルまで下落後、1.1661ドルへ反発し、1.1644ドルで引けた。ユーロ・円は、131円85銭から132円57銭へ上昇。米国の税制改革実施への期待感がひろがりリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.3202ドルから1.3289ドルへ上昇した。英国と欧州連合(EU)離脱でEU側交渉責任者のミシェル・バルニエ氏が離脱協議ペースを加速させる準備があるとしたため、ポンド買いが強まった。ドル・スイスは、0.9994フランから0.9962フランへ下落した。
■NY原油:続伸、供給超過状態は解消されつつあるとの見方も
31日のNY原油先物12月限は続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比+0.23ドルの54.38ドルで取引を終えた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による減産体制は2018年以降も維持されると期待されており、原油の供給超過状態は解消されつつあるとの見方が広がっている。企業景況感、消費者信頼感の改善も原油先物相場に対する支援材料となっているようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 27.39ドル -0.20ドル(-0.72%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.00ドル -0.46ドル(-0.91%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.48ドル +1.59ドル(+0.65%)
インテル(INTC) 45.49ドル +1.12ドル(+2.52%)
アップル(AAPL) 169.04ドル +2.32ドル(+1.39%)
アルファベット(GOOG) 1016.64ドル -0.47ドル(-0.05%)
フェイスブック(FB) 180.06ドル +0.19ドル(+0.11%)
キャタピラー(CAT) 135.80ドル -0.71ドル(-0.52%)
アルコア(AA) 47.78ドル +0.36ドル(+0.76%)
ウォルマート(WMT) 87.31ドル +0.36ドル(+0.41%)
スプリント(S) 6.54ドル +0.20ドル(+3.15%)《FA》
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