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プロ野球・日本シリーズ、ソフトバンクが連勝スタート
■初戦で目立ったソフトバンクの強さ
28日に行われたプロ野球日本シリーズ第1戦、ソフトバンク対DeNAでは、10-1とソフトバンクが圧勝し、さすがパリーグの覇者、という印象を残した。“下剋上”というキャッチフレーズがついて回ったDeNAだが、ソフトバンクの強さは1試合戦っただけでその“下剋上”という言葉をかき消した。
ソフトバンクファンのみならずDeNAのファンですら「この状態ならソフトバンクが4連勝して日本シリーズが終わってしまうのではないか」という懸念を抱いたことだろう。クライマックスシリーズの広島戦では冴えに冴えたラミレス采配もソフトバンクの試合巧者ぶりには封じられた形で、「日本一は甘くない」と思わされたのは私だけではないはずだ。
■7回裏の悲劇
29日に行われた2戦目では、DeNAは初回に先制を許したものの先発ピッチャーの今永が粘り、1戦目とは違うぞという闘志を全面に出していた。試合はソフトバンクペースだったが、6回に梶谷と宮崎のホームラン攻勢でDeNAが一時3-1とリードを広げた。
しかし7回に柳田のタイムリーヒットで1点を返され、1アウト一塁という状況でショートの倉本がエラー。ここでダブルプレーを取っていればDeNAに再び流れがいったかもしれない。それでもピッチャー・パットンの集中力は切れず、デスパイネを三振に取った。
その後内川が粘り2アウト満塁になった後、バッターは日本シリーズでヒットの出てない中村に。ここで中村がライト前にヒットを打ち柳田が生還した。続く今宮もホームに突っこんで来たが梶谷のバックホームからクロスプレイになった。審判は最初アウトを宣告したがビデオ判定の結果、セーフに覆った。テレビ中継でも何度もリプレイが流され、解説者は「微妙な判定」と採った。つまり「どちらに転んでもおかしくない」ということだった。
判定は覆ってセーフとなり、ソフトバンクが4-3とし、結局この1点を守り切りってシリーズ通算2勝0敗とした。
■DeNAの本拠地に移り巻き返しはあるか
シリーズは、31日からDeNAの本拠地横浜での3連戦となる。このまま一気にソフトバンクが押し切ってしまうのか、はたまた、DeNAの巻き返しがあるのか、いずれにしても3戦目は今後のシリーズの結果を占う意味でも、重要な一戦となるだろう。
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