通販商品の実物大サイズをどこでも確認、ヒナタデザインがARアプリ開発

2017年10月21日 09:08

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アプリの利用イメージ。(写真: ヒナタデザインの発表資料より)

アプリの利用イメージ。(写真: ヒナタデザインの発表資料より)[写真拡大]

  • ビックカメラとの提携イメージ。

 ヒナタデザインがスマートフォンで簡単にAR(拡張現実)を実現できるアプリ「scale post viewer AR」を開発し、ビックカメラとの実証実験を開始した。このアプリはスマホで映した現実の風景映像に、商品画像などを実物サイズで表示できるサービスだ。このアプリをAndroidスマホで実際に利用してみた。

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■専用マーカーを印刷するかお札を使い利用

 「scale post viewer AR」を使うには、アプリのインストールだけでなく公式サイトから実物大サイズで表示するための専用マーカーを印刷する必要がある。専用マーカーは名刺サイズ、A4サイズ、A3サイズの3種類が用意されているのでARで再現したい商品に合わせて使い分けることが可能だ。マーカーを印刷できる環境にない場合は、千円札・五千円札・1万円札の裏表がマーカーの代わりになる。

 商品はこのアプリとは別にある「scale post」アプリから該当の商品をQRコードで読み込むか、IDを入力することで表示させることができる。また、提携しているサイトに飛ぶことでARで表示できる商品を取得することも可能だ。現在はビックカメラが提携先として登録されている。

 今回は商品IDを入力し、千円札をマーカーとして電気ポットを表示させてみたところ、問題なくスマホの画面上に電気ポットが現れた。マーカーから垂直に表示させる、45度の角度で表示させる、マーカーに水平に貼り付けるなど表示方法も多数あり、メガネをかけるなどの身につける商品も実現可能となる。サイズ感だけでなくインテリアの調和なども確認できそうだ。

■自分で撮影したモノを別の場所にARで再現も

 この「scale post viewer AR」で実現可能なモノは商品のみにとどまらない。自分で撮影したモノに「scale post」アプリでサイズ情報などを与え、「scale post viewer AR」アプリで実物大ARとしてサイズ確認が可能になる。動かすのに苦労する電化製品、引っ越しで移動するモノや友人にあげるモノをあらかじめ「scale post」で撮影しておくことで、簡単にサイズや設置したときの雰囲気が確認できる。

 「scale post viewer AR」はAndroid4.1・iOS8.0以降に対応し、無料で使用できる。気になる人は一度使ってみてはいかがだろうか。

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