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米大統領首席補佐官の私物携帯、数カ月にわたり外部からアクセスか
headless曰く、 米大統領首席補佐官ジョン・ケリー氏の私物携帯電話が、何らかの「電子的な侵害」にあっていたそうだ(POLITICO、The Verge、Neowin)。
この問題は早ければケリー氏が国土安全保障省(DHS)長官に就任する前の昨年12月に発生していたとみられる。そのため、DHS長官を務めている間から首席補佐官就任後まで、ハッカーや外国政府がデータにアクセスしていた可能性が懸念されている。
発覚のきっかけはこの夏、数か月前から携帯電話の調子が悪いとして、ケリー氏がホワイトハウスのテクニカルサポートスタッフにチェックを依頼したことだ。その結果、データ侵害の可能性が確認されることになる。
ただし、ケリー氏は政権入りしてから私物の携帯電話をほとんど使っておらず、公式な通話では政府が用意した公用の携帯電話のみを使用していたそうだ。また、侵害発覚後は私物の携帯電話を変更したとのこと。
侵害がいつ、どのようにして発生し、どのようなデータがアクセスされていたのかについては調査が進められているが、携帯電話は多くの機能が正常に動作しなくなっているという。最悪のケースでは攻撃者がカメラやマイクを含む全機能を制御できていた可能性も指摘されている。
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