【株式市場】日経平均は4日続けて高値を更新するが米貿易収支を控えTOPIXなどは軟調

2017年10月5日 15:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は2万628円56銭(1円90銭高)、TOPIXは1682.49ポイント(2.07ポイント安)、出来高概算(東証1部)は盛り上がらず13億7835万株

 <3銘柄が上場となり大阪油化工業はストップ高>

 5日後場の東京株式市場は、米国の貿易収支の発表を日本時間の今夜に控え、円相場が小動きを続け、微妙に静かな動きとの見方もあり、日経平均は前場よりも振幅を縮小して約19円高(約2万645円)から同17円安(同2万610円)の間で小動きとなり、終値は小幅高だが4日続けて2015年8月以来の高値を更新した。ただ、TOPIXは3日ぶりに反落し、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 後場は、極洋<1301>(東1)が完全養殖クロマグロの11月出荷への期待などから一段ジリ高となり、サッポロホールディングス<2501>(東1)も追随値上げへの期待や出遅れ間などから一段ジリ高。ソケッツ<3634>(東マ)は米グーグルやソニー<6758>(東1)の音声認識AI(人工知能)スピーカー発表を受けて音声AI技術に注目とされて活況高。オーネックス<5987>(JQS)はEV(電気自動車)の車体軽量化に寄与との見方があるようでストップ高。

【3銘柄が上場】  5日、新規上場となったMS&Consulting((エムエス・アンド・コンサルティング)<6555>(東マ・売買単位100株)は9時3分に公開価格1280円を2.3%下回る1250円で初値がついた。高値は前場の1370円で、大引けは1229円。

 ウェルビー<6556>(東マ・売買単位100株)は9時49分に公開価格を28%上回る3305円で初値がつき、高値は前場の3435円、大引けは3050円。

 大阪油化工業<4124>(JQS・売買単位100株)は11時6分に公開価格1860円を67%上回る3100円で初値がつき、大引けにかけてストップ高の3800円まで上げてそのまま高値引け。

 東証1部の出来高概算は少なめで13億7835万株(前引けは7億1433万株)、売買代金は1兆9940億円(同9754億円)。1部上場2030銘柄のうち、値上がり銘柄数は597(同674)銘柄、値下がり銘柄数は1341(同1228)銘柄。

 また、東証33業種別指数は11業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、水産・農林、食料品、石油・石炭、繊維製品、電力・ガス、その他製品、ゴム製品、輸送用機器、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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