日経平均は大幅続伸、米株高・円安で年初来高値更新

2017年9月19日 16:08

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記事提供元:フィスコ

*16:08JST 日経平均は大幅続伸、米株高・円安で年初来高値更新
日経平均は大幅続伸。日本の連休中に米国市場ではNYダウが5日連続で過去最高値を更新した。また、米長期金利の上昇に伴い円相場は1ドル=111円台まで下落しており、本日の日経平均は米株高や円安を好感し、節目の2万円台を回復してスタートした。寄り付き後も円相場の弱含みとともにじりじりと上げ幅を広げ、後場に入ると一時20320.78円(前週末比411.28円高)まで上昇して取引時間中の年初来高値を更新した。10月総選挙観測が浮上し、政策期待の高まりが追い風との見方もあった。

大引けの日経平均は前週末比389.88円高の20299.38円となった。東証1部の売買高は20億4459万株、売買代金は3兆1059億円だった。売買代金が3兆円台に乗せたのは6月16日以来、約3ヶ月ぶりとなる。業種別では、全33業種がプラスとなり、その他製品、銀行業、保険業、海運業、その他金融業が上昇率上位だった。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>が7%高となった。一部証券会社の投資評価引き上げが観測された。トヨタ自<7203>、東エレク<8035>といった輸出関連株や三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>といった金融株が買われ、ソフトバンクG<9984>などその他売買代金上位も全般堅調。パイプドHD<3919>などの選挙関連銘柄やJPHD<2749>などの子育て関連銘柄にも物色が向かった。また、OKAYA<6926>が電気自動車(EV)関連としてストップ高まで買われたほか、ヨシムラフード<2884>や業績上方修正の旭ダイヤ<6140>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではニトリHD<9843>が逆行安。上期の業績観測が報じられた。また、石川製<6208>、日本ライフL<7575>、ダイダン<1980>などが東証1部下落率上位となった。《HK》

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