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1日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と3日ぶり反発、石炭株と発電株が急伸
*17:17JST 1日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と3日ぶり反発、石炭株と発電株が急伸
1日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比6.31ポイント(0.19%)高の3367.12ポイントと3日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、6.63ポイント(0.19%)高の3526.35ポイントで取引を終えている。
「国有企業改革」の進展が材料視される。国電電力発展(600795/SH)は8月31日、「親会社の中国国電集団は神華集団と経営統合する」と正式発表。それより先、中国国有資産監督管理委員会は8月28日、中国国電集団と神華集団の合併を承認することを明らかにしていた。国電電力発展と神華集団傘下の中国神華能源(601088/SH)は本土市場で取引再開し、寄り付きからそろってストップ高している。同業の発電株や石炭株にも、業界再編の思惑で買いが波及した。
商品市況高も追い風。この日の上海商品取引所では、鉄筋や銅、アルミなどの商品が軒並み上昇した。これを受けて、鉄鋼株や非鉄株が物色される。宝山鋼鉄(600019/SH)が4.5%高、江西銅業(600362/SH)が1.5%高、中国アルミ(601600/SH)が1.0%高で引けた。
ただ、上値は限定的。中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収スタンスなどを嫌気し、上海総合指数はマイナス圏で推移する場面もみられた。人民銀は今週、オペ取引で差し引き2800億人民元の資金を吸収。週間では2週続けての吸収超となった。銀行株や保険株、不動産株などが売られている。上海市場の代表的な50銘柄で構成される上海50A株指数は、0.2%安とマイナスで引けた。
一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が0.14ポイント(0.04%)安の345.06ポイント、深センB株指数が2.18ポイント(0.19%)高の1150.98ポイントで終了した。
【亜州IR】《CS》
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