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共同印刷、ゴッホ『夾竹桃』の高級複製画を限定200部で発売
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ『夾竹桃』。(画像:共同印刷発表資料より)[写真拡大]
共同印刷は、後期印象派を代表する画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの『夾竹桃(きょうちくとう)』(原題:oleanders)の高級複製画を限定200部で制作、税別11万5,000円で販売を開始した。
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『夾竹桃』は、1888年8月、ゴッホがパリから南フランスのアルルに移り住んだ頃、すなわち「アルル時代」に描かれた静物画である。この時代を代表する作品としては同年7月に描かれた、ゴッホ自身によれば「日本の田舎の少女」を描いたとされる『ラ・ムスメ』があるが、この頃の作品を俯瞰すると全体的には風景画が多く、静物画は少ない。
この絵の中で夾竹桃の脇に置かれている本は、エミール・ゾラの『生きる喜び』。ゴッホの愛読書である。またゴッホは、弟のテオに宛てた手紙の中で夾竹桃について「夾竹桃、ああ、それは愛を語り、ピュヴィ・ド・シャヴァンヌが描いた、海辺に女性たちがいるレスボス島のように美しい」と記しているという。
なお、ゴッホがゴーギャンとの短い共同生活を送るのは同年の10月からのことで、間の話は省略するがその死は1890年のことになる。
今回発売される複製画についての詳細は以下の通り。
■価格
本体価格税別11万5,000円
■部数
限定200部
■画寸
天地53.0cm×左右42.7㎝
■額寸
天地66.0㎝×左右55.7㎝×厚み3.0㎝
■技法
彩美版シルクスクリーン手刷り
■用紙
キャンバス
■重量
約3.5kg
■額縁
木製金箔額(国産ハンドメイド)、アクリル付
■監修
千足伸行 (美術史家/成城大学名誉教授・広島県立美術館館長)
■原画所蔵
メトロポリタン美術館(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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