琉球大の研究チーム、野生のカワウソを発見 38年ぶりか?

2017年8月19日 11:27

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 琉球大学の研究者らが長崎県対馬に設置していた自動撮影装置にカワウソが撮影されていたことが発表された(琉球大学の発表PDF撮影された動画読売新聞)。絶滅したとされているニホンカワウソの可能性があるという。

 日本においては明治時代までは全国にカワウソが生息していたそうだが、狩猟や生息地の破壊のため20世紀中ごろから後半には絶滅したとされている。「対馬で生き残っていた」「韓国から泳いで渡ってきた」「人間活動によって海外から持ち込まれた」といった可能性があるという。

 これを受けて現在、環境省が対馬においてカワウソの生息状況調査を行っているとのこと。また、もしカワウソを見つけても餌付けしないこと、また糞を見つけても持ち帰らないことなどが「お願い」されている。

 なお、最近話題の「けものフレンズ」でもニホンカワウソは登場しているが、同作内でもニホンカワウソは絶滅しひとりぼっちという扱いであった(Togetterまとめ)。

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