国内のブロードバンド総ダウンロードトラフィック、昨年から39%増

2017年8月18日 22:09

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記事提供元:スラド

 総務省が8月15日、国内ISPの協力の下で2017年5月時点でのトラフィックデータを集計・分析した「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計・試算」を発表した。これによると、国内のブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラフィックは推定で9,559Gbpsで、前年同月比で39.0%増だったそうだ(朝日新聞)。また、総アップロードトラフィックは1,799Gbpsで、こちらは前年同月比で35.9%増加しているという。調査対象はFTTHおよびDSL、CATV、FWA(固定無線アクセス)。

 1契約当たりのトラフィックについてもダウンロードトラフィックは昨年同月比で37.0%増、ダウンロードトラフィックは33.9%増となっている。国内でのブロードバンド契約数の伸びはかなり鈍化しており、1契約当たりのトラフィック増加がほぼそのまま総トラフィックの増加に繋がっているようだ。

 また、時間帯別トラフィックの変化については21時から23時がピークとのこと。時間帯別ダウンロードトラフィックを見ると、もっとも少ない4時ごろは1800Gpbs程度なのに対し、最も多い20時過ぎは6300Gbpsほどとなっている。また、国外ISP等と交換されるダウンロードトラフィックは前年同月比で15.6%増、アップロードトラフィックは5.8%増。

 なお、移動通信のトラフィックについてのデータもあるが、こちらは2017年5月時点でダウンロードトラフィックが1,567Gbps、アップロードトラフィックが249Gbpsと固定通信と低いレベルである。とはいえ、ダウンロードトラフィックは前年同月比で37.6%増となっており、移動通信についても急速に通信量が増加しているようだ。

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