AIの課題を議論 人類に代わり地球の支配者になるか?

2017年8月18日 16:08

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 ロボット法学者とも呼ばれる法学教授のライアン・カロ氏は、ホワイトハウスでAI政策に関する最初のワークショップを主催した。人工知能に関して政策立案者が考慮すべき課題や専門家の意見を説明したとされる(SSRNnprSlashdot)。

 課題の中にはイーロン・マスクやビル・ゲイツが主張するような「AIが暴走して人類に危害を加える問題」についても含まれていたようだ。ただし、シリコンバレーの関係者や人工知能研究者すべてがマスク氏らの考えに賛同しているわけではない。コンピュータ科学者のペドロ・ドミンゴス氏は、「AIの抱える問題点は人工知能が利口になったことで、世界のリーダーを人類から引き継ぐ」と言うことではないと主張している。

 別の視点では、カール・フェルナンデス氏は、コンピュータにはテストステロンがないので支配欲は存在しないとしている。また、一部論者のように仮に人類がシミュレーション仮説のようにコンピュータ・シミュレーション上で生きているとした場合、AIが将来すべての人を殺してしまうとパラドックスが生じるというもはや哲学レベルの話もあったようだ。

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