Android版Googleマップに「質問と回答」機能が追加　利便性が向上

　8月16日(米西部時間)より、Android版のGoogleマップに「質問と回答」機能が追加された。現在アプリを開くと、基本情報の下に「質問と回答」が追加されているのがわかる。自分のGoogleアカウントのアイコンと「質問しましょう」が表示されており、その場所について何か質問があれば投稿できるようになっている。

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　これまでは、Googleマップでレビューなどを投稿したことのあるユーザーがローカルガイドとして登録され、ある場所を訪れるとGoogleマップから「その場所についての質問」が表示されることはあった。これはシステムが機械的に質問しているもので、「車椅子対応の出入り口はありますか？」など、どの場所についても共通の質問が多かった。新しい「質問と回答」ではユーザーが質問を入力するので、より具体的で詳しい情報を求めるものになる。

　Googleマップでは、レビューや写真を投稿したり、Googleからの質問に答えるとポイントがもらえる。一定以上のポイントが貯まるとローカルガイドとしてのレベルアップになる。レベル10を超えると抽選でGoogleのイベントに招待されるなどの特典がある。そのため、どの地域にもごく少数だがアクティブなローカルガイドがいる。「質問と回答」機能はローンチされて間もないため質問もまだ少ないが、やはりアクティブなローカルガイドが質問に答えていることが多い。

　「質問と回答」機能では、ビジネスオーナー自身が質問と回答の両方を投稿し、FAQとして使用したり、レビューなどでの誤りを訂正することもできる。Googleマップではまだオーナーがマップ上の「ビジネスオーナー」として登録していない場所も多いため、Googleでは、Googleマップのレビューや「質問と回答」でよりビジネスに活用されることを狙っている。

　機能追加後も、各場所のレビュー機能には変化はなく、ユーザーは従来どおり各場所のレビューを見たり投稿したりすることができる。

　「質問と回答」機能は、最新版のAndroid版Googleマップアプリで使用できる。iPhone版、およびPC版ではまだ対応されていない。（記事：成瀬京子・記事一覧を見る）