【株式市場】材料株や好業績株の一本釣り相場となり日経平均は小反落するがマザーズ指数などは高い

2017年8月16日 15:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

◆日経平均の終値は1万9729円28銭(24円03銭安)、TOPIXは1616.00ポイント(0.21ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億3539万株

 16日後場の東京株式市場は、日本時間の17日早朝までに米FOMC(連邦公開市場委員会)の議事録要旨の発表が予定され、円相場への影響が見渡せないとの声があり、前場に続いて材料株や好業績株の一本釣り相場となった。極洋<1301>(東1)は「完全養殖クロマグロ11月出荷」の発表などを材料に高値を更新したまま活況高。日経平均は前場の高値1万9776円86銭(23円55銭高)を抜けずに一進一退を続け、大引けは小反落。一方、東証2部指数、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、四半期決算の発表がピークを過ぎたため、好業績だった銘柄を再評価する動きが見られ、業績予想を増額した一正蒲鉾<2904>(東1)や新日本理化<4406>(東1)、nmsホールディングス<2162>(JQS)などが一段高。赤字が大幅に改善したディー・ディー・エス<3782>(東マ)も出直りを拡大。

 出来高概算は14億3539万株(前引けは6億8643万株)、売買代金は1兆8757億円(同8774億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1034(前引けは1109)銘柄、値下がり銘柄数は874(同766)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は15業種(前引けは20業種)となり、値上がり率上位の業種は、石油・石炭、水産・農林、空運、サービス、陸運、医薬品、化学、非鉄金属、食料品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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