日経平均は4日続落、地政学リスクや円高を嫌気

2017年8月14日 15:42

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記事提供元:フィスコ

*15:42JST 日経平均は4日続落、地政学リスクや円高を嫌気
日経平均は4日続落。日本の連休中には、北朝鮮情勢の緊迫化や米国の年内利上げ観測後退を背景に、円相場が1ドル=108円台まで上昇する場面があった。本日の日経平均は地政学リスクの高まりや円高を嫌気して184円安からスタートすると、朝方には一時19486.48円(前営業日比243.26円安)まで下落した。売りが一巡すると内需・ディフェンシブ関連株の一角などに押し目買いが入ったが、日経平均の戻りは鈍く、終値としては5月2日以来、約3ヶ月半ぶりの安値水準となった。

大引けの日経平均は前営業日比192.64円安の19537.10円となった。東証1部の売買高は19億5911万株、売買代金は2兆5731億円だった。業種別では、鉄鋼が4%安となったほか、金属製品、精密機器が下落率上位だった。一方、上昇したのは石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業、パルプ・紙の3業種のみだった。

個別では、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、トヨタ自<7203>、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>などが軟調。Vテク<7717>は12%超安。第1四半期の収益水準の低さがネガティブ視されたようだ。第1四半期が営業減益のシチズン<7762>も急落。新日鉄住金<5401>やJFE<5411>は揃って4%超下落した。また、川田TECH<3443>、アイフィスジャ<7833>、タチエス<7239>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、信越化<4063>、東エレク<8035>、SUMCO<3436>、日立<6501>などがしっかり。第1四半期決算が好感されたリクルートHD<6098>は4%超の上昇。ネクソン<3659>やコスモエネHD<5021>も決算を受けて急伸した。また、防衛関連の石川製<6208>がストップ高まで買われ、シード<7743>やPCDEPOT<7618>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。《HK》

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