開発者向けGoogle Chrome、広告ブロック関連のオプション追加

2017年8月5日 14:29

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記事提供元:スラド

headless曰く、 開発者向けのGoogle Chromeに広告ブロック機能を設定するオプションが追加されている(MSPoweruser9to5GoogleCaschys BlogThe Verge)。

 広告ブロックのオプションは、Windows版の「Chrome Canary」とAndroid版の「Chrome Dev」で存在が確認できた。Chrome Canaryでは設定画面の「詳細設定→コンテンツの設定→広告 (chrome://settings/content/ads)」、Chrome Devでは設定画面の「サイトの設定→広告」にオプションが用意されており、いずれもデフォルトでブロックする設定になっている。

 Googleはユーザーが特に不快に感じる広告をGoogle Chromeで2018年初めから非表示化する計画を6月に発表した。非表示化される広告の例としては、ページの30%以上を覆う広告やコンテンツの表示前に全画面表示される広告、自動再生される音声付きの動画広告などが挙げられている。

 ただし、少し試してみた限り、実際の広告ブロックの動作は確認できなかった。たとえば、ForbesのWebサイトではコンテンツ表示前に全画面広告が表示されるが、Chrome Canary/Chrome Devともに広告はそのまま表示された。The Vergeでもブロックされる広告を見つけられなかったとのこと。なお、オプションには「煩わしい広告がよく表示されるサイトで広告をブロックします」と説明されており、事前に指定されたWebサイトのみが対象になる可能性もあるが、詳細は不明だ。

 なお、その後の更新で広告ブロックのオプションは削除されている。

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