ユナイテッド航空、コミコン参加者に書籍を預入手荷物から出すよう求める

2017年7月28日 21:06

印刷

記事提供元:スラド

headless曰く、 米国・サンディエゴで23日まで開催されたComic-Con International: San Diego 2017の参加者に対し、ユナイテッド航空が「預入手荷物から書籍をすべて取り出すように」とサンディエゴ国際空港でアナウンスしていたそうだ(Consumeristの記事1記事2Ars TechnicaThe Verge)。

 ユナイテッド航空はこの制限が米運輸保安局(TSA)の指示によるものであり、この週末にサンディエゴを出発するすべての航空会社に適用されるとTwitterで主張した。ただし、ユナイテッド以外に同様のアナウンスをしていた航空会社はなかったとみられ、空港の担当者はConsumeristに対し、そのような話は聞いていないと回答したという。

 また、空港でのアナウンスは書籍全般に対する内容だが、ツイートではコミック本に対する制限と説明している。念押ししたTwitterユーザーに対しては、コミック以外の書籍は問題ないと説明したそうだ。

 一方、TSAはコミックや他の種類の書籍を預入手荷物に入れることに制限はないと返信。これを受けてユナイテッド側は、TSAが機内持込手荷物にコミック本を入れるよう推奨したのを預入手荷物の制限だと誤解したと各メディアに説明したとのこと。

 TSAはComic-Conで購入した品を安全に持ち帰るための推奨事項をまとめたブログ記事を昨年7月に公開している。記事では大量のカタログや雑誌、コミック本などを詰め込んだ預入手荷物は検査に時間がかかることが多いとして、機内持込手荷物にすることを推奨していることから、ユナイテッドが誤解したのはこの記事の内容とみられる。

 スラドのコメントを読む | idleセクション | アニメ・マンガ | 変なモノ | idle

 関連ストーリー:
米国行き直行便機内への大型電子機器持ち込み制限終了、空港に導入された保安検査技術とは? 2017年07月23日
イタリア・ジェノバ、地元特産のソース「ペスト」は100mlを超えても旅客機の機内持ち込みが可能に 2017年06月25日
米国の空港で保安検査に時間がかかるようになったのは預入手荷物の有料化で機内持ち込みが増えたから? 2016年05月15日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事