低消費電力で安定した長距離通信が可能なソニーのLPWA技術

2017年6月28日 20:20

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 旧聞だがSONYが4月末に実機を展示したLPWA(Low Power Wide Area)関連技術が興味深い(ASCII.jp)。

 LPWAはIoT向けに特化した低消費電力、長距離、低速、安定な無線技術のコンセプトで、各社が各方式の開発を競っている(ITmedia)。

 ソニーのLPWA技術は見通しの実験で274km、公称は見通しで100km以上。100km/hといった高速移動中の安定通信が可能で、外部ノイズに強い。1日1回の位置データの送信なら、コイン電池で10年動作可能。周波数帯は免許不要でISM帯(Industry Science Medical)といわれる920MHz帯(日本の場合)で、転送レートは80bps。今時としては超低速だが、利用法として、ザックに放り込んでおいて登山中の位置情報を常時送信したり、ライフジャケットに埋め込んでおいて捜索に役立てるといった例もあげられている。

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