迷い猫を探せるアプリ「ねこもに」登場 捜索サービスの保険付き

2017年6月21日 18:30

印刷

ユーザー登録画像(オープンストリームの発表資料より)

ユーザー登録画像(オープンストリームの発表資料より)[写真拡大]

  • ねこ登録画像

 オープンストリームは、発信機を身につけた猫を探せるアプリ&サービス「ねこもに」を19日にリリースした。「ねこもに発信機」を取り付けた猫を、iPhoneにインストールしたアプリ「ねこもに」で探すことができる。発信機には「ペット探偵による ねこ捜索サービス保険」が付帯されており、飼い主が自力で見つけられない場合は「ペット探偵社ジャパンロストペットレスキュー」に捜索を依頼することが可能だ。

【こちらも】映画『旅猫リポート』、有川浩の心温まる感動小説を実写化

■10gのコンパクト発信機で猫の負担を軽減


 発信機は「縦22.4mm×横44mm×厚さ8mm」とコンパクトで、重さは10gと軽量だ。猫の負担にならないよう、発信機の角はラウンド加工がされている。紐やワイヤーを通すことのできる穴が配置されているため、首輪につけることで発信機の装着が可能となる。

 なお、電池寿命は使用開始から約1年で電池交換もできないため、定期的な買い替えが求められる。販売は現在のところ、パソコン専門店「TSUKUMO(ツクモ)」とAmazonのみ。Amazonでの販売価格は6,900円(税別、送料別)となっている。

■「ねこもに」アプリを使えば複数人で猫の捜索が可能に


 「"ねこ"のもし"もに"」がキャッチフレーズの「ねこもに」を利用するには、発信機とアプリが必要だ。アプリの使用は無料だが、メールアドレスとニックネーム、パスワードを設定してのユーザー登録が必須となっている。ユーザー登録後に「ねこもに発信機」をアプリに登録させると、Bluetoothを利用して捜索が可能になる。

 アプリ上では発信機を装着した猫が今どこにいるのかを地図で表示。通信有効距離は使用環境により異なるが最大で75mほど。複数のiPhoneにインストール可能なため、もしも飼い猫が行方不明になった場合は複数人で捜索が可能だ。1人では探しきれなくても家族や友人に頼って捜索範囲を広げ、猫の発見率を格段にアップさせられるメリットがある。

■「ねこもに」はプロに任せる保険サービス付き


 「ねこもに」は基本的には飼い主が自力で猫を発見するためのIoTサービスだ。しかし、素人ではいくら探しても発見できなかったり、捜索時間を確保できない・捜索範囲を広げられないなど個々の事情もある。そのような場合は「ペット探偵による ねこ捜索サービス保険」を利用し、プロに捜索を頼むことができる。

 「ペット探偵による ねこ捜索サービス保険」は東京海上日動火災保険が提供する保険だ。この保険を利用すると、一般社団法人アニマリアが運営する「ペット探偵社ジャパンロストペットレスキュー」が有料で捜索。捜索費用はこの保険が限度額まで補償してくれる。

 ただし失踪した猫が「ねこもに」を装着し、アプリに猫を登録している必要がある。そのため「ねこもに」を持っていても装着していなかった場合、また「ねこもに」を装着しているがアプリに登録をしていなかった場合は補償対象外となるので注意が必要だ。

 現在はiPhone、iPad、iPod touch専用のアプリのためAndroidでは使えないが、今後Androidでのリリースも期待されている。

関連情報

関連キーワード

関連記事