元NASAエンジニアが「礼儀正しいクラクション音」開発

2017年6月17日 10:23

印刷

記事提供元:スラド

eggy曰く、 車のクラクションは、路上でドライバー同士がコミュニケーションをとるのに重要な役割を担っている。しかし、音が強すぎるため相手を挑発しているような印象を与えてしまうことがある。そこで、元NASAのエンジニアであるマーク・ロバート氏が、DIYでクラクション音をカスタマイズした(CNET)。

 ロバート氏のカスタマイズしたクラクションは、ボタンが3つ並んでいる。その1つである「礼儀ボタン」を押すと、二度続けて短くフレンドリーな音が鳴る。これは、信号待ちの間にメールを打っている前方のドライバーが信号が変わったことに気がついていない時に鳴らしたり、道を譲ってもらった時などに「ありがとう」の変わりに鳴らすものだという。

 真ん中の2つ目のボタンには赤いラッパの絵が描かれているが、これを押すと汽笛のような荒々しい音が鳴る。3つ目のボタンの音はスターウオーズのR2-D2の声のような音で、「礼儀ボタン」より更に優しい音となっている。車に乗っていない歩行者などに対して鳴らすものだという。

 当然ステアリングホイールの中央に備えられたクラクションは、大事故を未然に防ぐのに残されるべきものではあるが、「礼儀ボタン」もついていたら喜ぶドライバーは多いのではないだろうか。

 スラドのコメントを読む | 交通

 関連ストーリー:
フォードが開発中の V2V システム、車同士の会話で衝突事故を未然に防止 2011年01月28日
米国で「不正侵入」により車100台が停止する事件発生 2010年03月20日
ハイブリッド車に「疑似エンジン音」システムの設置を義務化、2012年をめどに 2009年10月27日
ハイブリッドカーは静かすぎて危険? 2008年08月07日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事