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【注目銘柄】日本マクドナルドホールディングスは好業績を評価して01年高値に接近
日本マクドナルドホールディングス<2702>(JQ)に注目したい。収益改善に向けて15年4月スタートしたビジネスリカバリープランの成果が鮮明だ。17年12月期第1四半期が大幅増収増益となり、第2四半期累計および通期予想を大幅増額修正した。再増額の可能性が高いだろう。これを好感して株価は16年高値を突破した。そして01年の上場来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。
■17年12月期業績予想を増額修正
17年12月期第1四半期(1月~3月)連結業績は売上高が前年同期比16.9%増の610億42百万円で、営業利益が64億01百万円(前年同期は1億51百万円)、経常利益が64億15百万円(同1億26百万円の赤字)、純利益が76億09百万円(同1億76百万円の赤字)だった。
新メニューの投入や店舗の改装など、収益改善に向けた施策の成果で大幅増収増益だった。既存店売上高は15.5%増、既存店客数は11.3%増、そして全店売上高は14.9%増、全店客数は10.6%増となった。既存店売上高は5四半期連続のプラスだった。
第2四半期累計(1月~6月)および通期の連結業績予想は5月10日に増額修正した。通期の連結業績予想は、売上高を95億円増額して16年12期比8.5%増の2460億円、営業利益を60億円増額して同2.2倍の150億円、経常利益を65億円増額して同2.3倍の150億円、純利益を60億円増額して同2.7倍の145億円とした。
収益改善に向けた施策の成果で第2四半期以降も好調に推移する見込みだ。純利益は貸倒引当金の一部について戻入益を見込んでいることも寄与する。修正後の通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が24.8%、営業利益が42.7%、経常利益が42.8%、純利益が52.5%である。再増額の可能性が高いだろう。
■株価は01年の上場来高値に接近、上値試す
株価は好業績を評価して16年7月3875円を突破し、5月25日に4000円まで上伸した。01年来の4000円台だ。そして01年7月の上場来高値5080円に接近している。週足チャートで見ると目先的にはやや過熱感があるが、13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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