ケタミンなど使用者のうつ病報告少ないこと判明、FDAデータベースの解析で

2017年5月9日 11:51

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 FDAの有害事象報告システム(FAERS)の全データ800万件解析により、麻酔鎮痛剤ケタミンの使用者には「うつ病」の報告割合が有意に少ないことが判明した(IndependentScientific Reports)。

 また、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のジクロフェナク、抗生物質ミノサイクリン、抗シワ剤ボトックス(ボツリヌストキシン)といった薬剤でもケタミン同様にうつ病報告が少なく、抗うつ作用が示唆された。ミノサイクリンについては「精神症状」「妄想」「せん妄」の報告も少ないことも示されたという。

 なお、ボトックスの抗うつ作用メカニズムは不明である。これらは因果関係を証明するものではないが、相関関係は有効性を示唆している。

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