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無料公衆無線LANを利用する人は5割 セキュリティーへの不安も
無料公衆無線LANを利用する人は5割にのぼるが、セキュリティー面や利便性で不満があって利用しない人も多い。今後の改善が期待される。[写真拡大]
店舗や駅、空港などに設置されている公衆無線LAN。外出先で手軽に、しかも無料でインターネットができて非常に便利だ。マイボイスの調査によると、ここ1年で外出先にて無料の公衆無線LANを使った人は約5割にのぼるという。また、使っている携帯電話会社が設置している回線を利用していると回答した人も同様に5割にのぼった。半数の人が、外出先で無線LANによるインターネットを利用していることになる。
公衆無線LANを利用した場所については「ホテル、宿泊施設」「駅構内、駅ホームなど」がそれぞれ4割ほど。出張のときに外出先で仕事をしたり、旅行先で観光名所や目的地までの行き方を探したりという利用方法が考えられる。他にも「カフェ、喫茶店」が3割、「空港」「コンビニエンスストア」「ファーストフード店」が各2割。コンビニやファーストフード店は滞在時間が短いが、それでもちょっとした調べ物には便利だということだろう。
公衆無線LANを利用した理由としては「無料で利用できる」が87.5%と圧倒的で、「パケット通信量や高速データ通信量などの削減」が2割。通信費を抑えられることが一番のメリットだ。他にも「手続きが簡単」という手軽さも支持を受けている。
一方で、公衆無線LAN非利用者は、利用したくない理由として主に「セキュリティー面」を挙げている。「セキュリティー面で不安がある」と答えた人が5割、「利用登録時に、個人情報を登録したくない」が2割。個人情報の漏洩というリスクを考えると利用を躊躇してしまうという人も多い。他にも「利用登録時の設定・手続きが面倒」「利用できる場所が少ない」「通信が不安定」というように、利便性の理由から使用していな人も2割程度にのぼった。
確かにセキュリティーやクオリティーの面では、自宅や会社のインターネットと比較すると不安感がある。利用登録時方法がわからなくて断念するということもないわけではない。今後、公衆無線LANを普及させるためには、さらなるセキュリティーの効果と、インターフェイスなどの利便性の向上が課題となるだろう。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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