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【注目銘柄】蝶理は年初来高値に接近、18年3月期営業増益予想で連結配当性向引き上げ
蝶理<8014>(東1)に注目したい。繊維商社の老舗で、化学品や機械なども拡大している。18年3月期営業増益予想で、配当方針を変更して連結配当性向を引き上げた。株価は1月の年初来高値に接近し、15年5月高値も射程圏だ。好業績や連続増配を評価して上値を試す展開が期待される。
17年3月期連結業績は売上高が16年3月期比7.1%減の2709億08百万円だが、営業利益が同20.1%増の64億48百万円、経常利益が同26.3%増の69億67百万円、純利益が同11.2%増の47億80百万円だった。
円高影響で貿易取扱高が減少して減収だが、繊維事業における経営効率化による採算向上、化学品事業におけるM&A子会社の連結、機械事業における取引採算改善などで大幅増益だった。配当は16年3月期比4円増配の年間40円とした。
18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比3.4%増の2800億円、営業利益が同5.5%増の68億円、経常利益が同3.3%増の72億円、純利益が同5.9%減の45億円としている。
また新3カ年中期経営計画を策定し、目標数値に20年3月期売上高3300億円、経常利益85億円、純利益55億円、ROE10%以上を掲げた。そして配当方針も変更し、従来の連結配当性向の20%(年間)目途から30%(年間)以上に変更した。これに伴い18年3月期の配当予想は17年3月期比6円増配の年間46円とした。
株価は4月25日に2030円まで上伸し、1月の年初来高値2055円に接近している。そして15年5月高値2066円も射程圏である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返し、13週移動平均線を回復して強基調に回帰した形だ。好業績や増額修正を評価して上値を試す展開が期待される。15年5月高値を突破すれば07年来の高値圏だ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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