関連記事
LibrebootはGNUプロジェクトに復帰すべきか
headless曰く、 LibrebootがGNUプロジェクトへの復帰を目指し、Redditでスレッドを立ててコミュニティーの意見を求めている(Librebootのニュース、Reddit、Phoronix)。
Librebootを率いるメインテナーのLeah Rowe氏は昨年9月、あるFree Software Foundation(FSF)従業員が性転換者であることを理由に解雇されたと主張。FSFとGNUを猛烈に批判してGNU離脱を宣言した。今年1月にはRechard M. Stallman氏が離脱を認めるメッセージをGNUメーリングリストに投稿し、論争は一旦終結していた。
Rowe氏によるRedditへの投稿は具体的な論争の内容への言及を避けつつ、論争による混乱やLibrebootとFSF/GNUとの関係悪化といった出来事は起こるべきではなかったとし、LibrebootはGNUを離脱するべきではなかったと述べている。GNU復帰に関して他のメインテナーから強い反対意見は出ていないが、広い支持を得られるかどうかRedditのスレッドで確認したいとのこと。
これに先立つ4月2日、LibrebootのWebサイトではフリーソフトウェアコミュニティーに宛てた公開書状を掲載している。書状でシステム管理者のAlyssa Rosenzweig氏は、Rowe氏がコミュニティーの意見を聞かず独断でGNU離脱へ突っ走ってしまったと述べている。また、プロジェクトの民主的な運営や、一連の論争で起こった混乱を終結させる必要があるとも述べている。書状の後半では、Rowe氏が自身の行動が誤りであったことを認め、名指しで批判した人々に謝罪している。
スラドのコメントを読む | オープンソースセクション | オープンソース | スラッシュバック | GNU is Not Unix | デベロッパー
関連ストーリー:
Ubuntu 18.04ではデスクトップ環境がUnityからGNOMEに戻る 2017年04月09日
OpenSSL、ライセンス変更に向けて貢献者の合意を求める 2017年03月26日
RMS、LibrebootのGNUプロジェクト離脱を認める 2017年01月07日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク