財務省理財局には「データが短期間で自動的に削除される」システム?

2017年4月10日 21:14

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 財務省の佐川理財局長が、行政文書の電子データに関する国会答弁で、同局ではPC上のデータについて「短期間で自動的に消去されて復元できないようなシステム」が導入されているために残っていないと答弁したという(日刊ゲンダイ)。

 なかなか稀有なシステムが国民の血税で導入されているようだけど、市販ソフトウェアで一定期間が経過したら「消す」、しかも、復旧できないように「消す」ことやってくれるのってあるっけ? どこぞの国のデータ盗聴系とかなソフトウェア会社とかの製品なんですかね。

 パソコン廃棄するときに所定の回数、HDDに書き込みしてデータ潰してくれるソフトはフリーとかオマケとかであるようだけど。HDDの当該セクタをゴシゴシとワイプしてくれるソフトウェアは官庁系には需要ありそうだから、サンデープログラミングでいっちょ作ってみたりなんかしてみるといいのかな。

 日刊ゲンダイでは関係者や有識者に対する取材も行っているが、こういったシステムが存在する可能性は低く、単に「適当な答弁でごまかしている」だけであると指摘している。

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