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都内の新設住宅着工戸数、2月は前年比4.9%減、2カ月振りマイナス
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東京都整備局は6日、17年2月の東京都内の新設住宅着工戸数が前年同月比4.9%減の1万2,370戸となり、2カ月ぶりに前年割れとなったと発表した。前月比では18.4%減の大幅マイナス。
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利用関係別では、「持家」が前年同月比3.5%減の1,229戸(2カ月振りの減少)、「貸家」は同7.9%増の6,031戸(2カ月連続の増加)、「分譲住宅」は同16.8%減の5,057戸(2カ月振りの減少)。分譲住宅の内訳は、「マンション」が同20.9%減の3,644戸(6カ月振りの減少)、一戸建ては同5.3%減の1,370戸(2カ月振りの減少)となっている。分譲住宅、特にマンションの着工件数が大きく前年比マイナスとなり、全体の前年割れに影響を与える形となった。
東京都の住宅着工統は、建築主から届出があったもののうち、東京都分について都の都市整備局が改めて取りまとめたもの。取りまとめに際して、国土交通省の「建築着工統計調査」の調査票情報を利用している。
新設着工戸数の構造別では、「木造」が前年同月比7.8%減の3,848戸、「非木造」が同3.6%減の8,522戸。非木造の内訳は、「鉄骨鉄筋コンクリート造」が同220.3%増の378戸、「鉄筋コンクリート造」が同6.9%減の6,069戸、「鉄骨造」が同4.3%増の2,075戸だった。一戸当たりの平均床面積は総戸数平均で65.5平方メートルで、構造別の床面積は「木造」で72.4平方メートル、「鉄骨鉄筋コンクリート造」で71.6平方メートル、「鉄筋コンクリート造」で64.6平方メートル、「鉄骨造」で54.0平方メートルとなっている。
地域別にみると、都心3区(千代田、中央、港)は前年同月比72.3%増の915戸で3カ月連続の増加。都心10区(千代田、中央、港、新宿、文京、台東、墨田、江東、渋谷、豊島)では同10.0%減となり4カ月振りの減少となった。区部全体では同0.9%減の1万203戸で6カ月振りの減少。市部は同20.7%減の2,134戸で4カ月連続の前年割れとなった。都心3区の新設着工は順調だが、区部全体ではやや振るわなかった。2月は市部に加えて区部全体も不調だったと言える。(記事:荒川・記事一覧を見る)
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