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メーカーズ ウォッチ ノット、表参道店オープン グローバル戦略の弾みに
カスタムオーダー型のウォッチブランド「メーカーズ ウォッチ ノット(Maker's Watch Knot)」(東京、遠藤弘満代表)が4月1日、東京・表参道に4店舗目となる直営店「メーカーズ ウォッチ ノット 表参道ファクトリーショップ」をオープンした。
2014年3月にスタートした「ノット タイムピース」は、腕時計と別売りのベルトを自由に組み合わせ、8,000通り以上(2017年4月現在)のコーディネートを楽しめる時計ブランド。設計・デザインの中間流通を省くSPA型の販売体制を敷くことで、メイドインジャパンの高い品質を兼ね備えながら、1万円台という低価格での販売を実現しているのが特徴。同年7月に通販サイトを開設。2015年3月東京・吉祥寺店にオープンした直営1号店を含め、取り扱い店舗は約90店舗に広がった。
店舗中央には、商品を気軽に手に取りながら時計とベルトの組み合わせがイメージできるよう、オリジナルのオープン型ディスプレイを設置。イベントなども行えるオープンスペースを初めて用意した。また、同店舗限定のサービスとして、タブレット型ディスプレイを使い、針や竜頭の色まで選べるフルカスタムオーダーも随時受け付ける。
同社は、ブランド設立当初からグローバル展開を視野に入れており、ブランドデビュー翌年には台湾に直営店を出した。SNSを中心に認知度が上昇しており、国内店舗の利用者も、台湾やシンガポール、香港、ベトナムなどアジアを中心に海外からの観光客が全体の1割を占める。「表参道店をオープンしたことで、世界への発信をより強めていきたい」と遠藤社長。カスタマイズサービスの波が全世界的に広がるなか、「「ノット」の強みは、好みの時計をその場で選び、すぐに持ち帰ることができること。欧米ブランドがウォッチ市場の主流を占めるなか、日本メイドの高品質を武器に、デザイン・サイズを含め、アジア市場にマッチするよう作っている点も大きい」と強調した。
現在の年商は15億円。2020年の年商100億円を目指し、まずはアジアを中心に店舗数を拡大。カジュアルウォッチの需要が高い米国への進出も視野に入れている。
オープンディスプレイの上で、時計とベルトの組み合わせを気軽に試せる
※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。
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