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日本の魅力を浮世絵や古写真から見つけ出す2つの無料アプリ
アプリ「にっぽん風景なび」使用イメージ。(早稲田システム開発発表資料より)[写真拡大]
早稲田システム開発社は、スマートフォン用無料アプリとして、地域の写真や風景画を地図から呼び出すことのできる「にっぽん風景なび」と、風景が描かれた浮世絵を地図にプロットすることができる「浮世絵で歩く日本の名所」のサービスを開始した。
一つずつ紹介していこう。まずは、「にっぽん風景なび」。これは、観光や街歩きの時に、その場所の歴史を現地で味わうことのできるアプリケーションだ。現在、10の都市区に対応している。埼玉県戸田市、神奈川県川崎市高津区、新潟県柏崎市、石川県小松市、福井県福井市、愛知県知多市、山口県岩国市、愛媛県上島町、佐賀県多久市、鹿児島県天城町である。
それぞれ、各地の郷土資料館や博物館などからのデータ提供を受けてコンテンツを作成している。地域ごとにコンテンツが整理されており、その街の地図上に表示されているピンをタップすると、その場所に対応した写真、風景画などが表示されるという仕組みだ。
また、これらのコンテンツは、文化財情報のクラウド型データベースシステム
次に、「浮世絵で歩く日本の名所」を紹介する。こちらは、地図上に表示されたピンをタップすることで、その場所にゆかりのある浮世絵作品が表示される、という仕組みになっている。
こちらは、美術館の所蔵作品データを活用したアプリとなっているため、情報は公的なミュージアムのオフィシャルデータということになる。
サービス開始まもない現時点で配信されているのは、中山道広重美術館(岐阜県恵那市)が所蔵する作品が主である。同美術館はその名の通り、歌川広重の浮世絵版画を中心に、1,400点ほどのコレクションを持っている。現時点で配信されているのは、有名な「東海道五十三次之内」「名所江戸百景」などを含めた245点である。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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