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ベッドフォード、2017-18年秋冬コレクション発表
記事提供元:ファッションプレス
ベッドフォード(BED J.W. FORD)の2017-18年秋冬コレクションが、2017年3月25日(土)渋谷ヒカリエで発表された。ブランド2度目のランウェイショーとなる今季は、Amazon Fashion Week TOKYO 2017 A/Wのフィナーレを飾る。
「流行に左右されず自分たちが“カッコイイ”と思ったものだけを作る」クリエーションへの熱い情熱は今季も健在だ。ファッションシーンで重要なものの一つとなっているSNS。このツールを用いた経験が、彼らの中に新たな疑問を生み出すこととなった。―ファッション表現の自由が制限されているのではないか。流行を追い求めすぎることは寂しいことではないか。
その答えを導き出すのは、崩されたテーラード。“ショー向きではない”とデザイナーが称するように、アレンジ方法はとても静かで、華やかに映るのはワインレッドやイエローのベルベット地くらいである。ポケットをどこに置くか、ボタンをどう留めるか、リボンをどうやって結ぶか。小さな“ハテナ”が集合すると、動きのあるジャケットスタイルが完成する。
バックスタイルは中央までカッティングされ、ポケットは斜めに配置。合わせたのはスラックスではなくラップ型のスカートとスカートに見えるワイドパンツである。裾はきりっぱなしでほつれた糸が流れ、カシュクールのように斜めにボタンが留められている。
ジャケットから覗くのはロング丈のインナーで、襟や袖や至るところからリボンがあふれ出し、ひらひらと舞っている。ジャケット+シャツの着こなしにもアシンメトリートップスを重ね、大振りのスカーフを飾り、スタンダードな中に変化球を投じている。
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