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「嫌いな男優1位」のキムタクがそれでも視聴率を取れる理由
週刊文春のアンケート企画、好きな・嫌いな俳優部門で、木村拓哉がダントツの1位で嫌いな男優に選ばれた。これまで、2年連続、嫌いでも好きでも1位だった彼だが、今回は好きのほうでは1位から陥落したという。
昨年末のSMAP解散騒動で、最もバッシングされていただけに、この結果は予測できたところではあるが、一方で、解散後最初のドラマであった、TBS系列で放映された『A-LIFE ~愛しき人~』は、19日に放映された最終回でも視聴率16%をたたき出し、このゴールデンドラマ不況の中、堅実な人気を誇っている。
このアンケートは、文春オンラインの無料会員を対象にしたもので、好きな女優の1位が、(露出が多いとはいえない)「のん」であったことからも、ネットが好きな、やや偏りのある結果が出るのだろうと推測できるが、結婚しようが、SMAPが解散しようが、安定した視聴率、あるいは集客数を計算できるのは凄いことだ。
しかも、これは木村拓哉だけではなく、中居正広や草彅剛といったほかの元SMAPメンバーにも言えることだという。
その理由として考えられるのは、彼ら一人一人が、非常にプロ意識が強く、共演者やスタッフからの信頼が厚いことが挙げられるだろう。撮影だけではなく、ドラマの番宣や映画のプロモーションでも、その立ち振る舞いや気遣いは、とても日本を代表するスターとは思えないほどの細やかなものだという。
あのI女史の教育のたまものともいえるかもしれないが、それ以上に、あまり推されることなく、正規のマネージャーではなく当時は事務員に過ぎなかったI女史がマネージャーとなっても、苦労して結果を残してきたメンバーだったということもあるだろう。
SMAPは解散してしまったが、SMAPという場所が育んだ、礼儀正しさと周囲への気配りからくる人間力で、メンバー全員が自分の進みたい道へ進み、やりたいことをやれる環境を手に入れることを望みたい。(記事:潜水亭沈没・記事一覧を見る)
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