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Twitterが新機能を追加、「悪質なアカウント」を自動で制限
手軽な短文投稿ツールおよびSNSとして、多くの人々に利用されているTwitter。匿名で気軽に投稿できることが魅力のひとつだが、そのため他のユーザーに対する嫌がらせなども横行していた。そこで、運営が新たな機能を導入して対策を始めた。[写真拡大]
手軽な短文投稿ツールおよびSNSとして、多くの人々に利用されているTwitter。匿名で気軽に投稿できることが魅力のひとつだが、そのため嫌がらせなども横行していた。そこで、運営サイドが新たな機能を導入して対策を始めた。
公式ブログ「Twitter Blog Japan」上で3月1日に明らかにされた改善点は、以下のようなものである。
・攻撃的なアカウントを自動に識別して、機能を一定期間制限する
・不審なアカウントからの通知をフィルタリングする
・ミュート機能を通知だけでなく、タイムラインにも適用
まずは「攻撃的なアカウントの自動識別」だが、Twitter上では以前から、他のアカウントに対して誹謗中傷などの嫌がらせを行なう迷惑アカウントが存在していた。今までもユーザーによる報告機能は存在したが、今回のアップデートでは、自動的に識別されるようになった。これによって@ツイート(対象アカウントに通知する機能)を使わずに攻撃的な内容を書き込んだり、Twitterの規約で禁止されている行為を行なった場合も、自動的に識別および対処されるようになる。
なお、「攻撃的なアカウント」だと識別されると、アカウントの機能が制限される。軽度な場合はつぶやきをフォロワー(そのアカウントを見たいと思って選択したアカウント)だけが閲覧できるようにする、などの措置を取るが、特に悪質だと判断された場合は、つぶやく、登録内容を更新する、などの機能が全て使えなくなることもある(いわゆる「アカウント凍結」)。
また、「不審なアカウントからの通知をフィルタリングする」の「不審なアカウント」とは、プロフィール画像が未設定(卵のアイコン)、メールアドレスや電話番号の認証がなされていない、などの初期状態に近いアカウントを指す。これらは別のアカウントを持つ人物が嫌がらせ用に所持していることもあるため、該当するアカウントからの通知を受け取らないように設定して、フィルタリングできるようにする。
最後のミュート機能は、特定のキーワードをユーザーが設定して、それを表示させないようにする機能だ。通知欄には以前より適用されていたが、今回のアップデートによりタイムラインにも設定できるようになる。
SNSは便利な交流ツールだが、匿名で多くの人々が利用しているためトラブルも起きやすい。ひとりひとりがマナーやルールを心得て利用するのはもちろん、それを守れない悪質な利用者に対するペナルティの導入も必要だといえるだろう。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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