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旅客機のシートサイズに基準を設ける法案、米国で今年も提出される
headless 曰く、 旅客機のシートピッチ・シート幅縮小に異議を唱える米国の超党派国会議員が、米連邦航空局(FAA)にシートの最小サイズのガイドラインを設けさせようとする法案を今年も提出した(プレスリリース、Consumeristの記事)。
昨年スラドでも話題になったシートの最小サイズ規定に関する改正案は否決されているが、他にも同様の内容を盛り込んだ「Seat Egress in Air Travel (SEAT) Act」と呼ばれる法案が提出されていたようだ。今回提出されたのはSEAT法案の改訂版となるもので、主な内容は昨年と同様とみられる。
提案者の1人であるスティーブ・コーエン下院議員は、シートサイズの縮小により乗客の快適さが失われるだけでなく、安全や健康にも影響があると指摘する。航空機は緊急時に速やかな脱出を可能にする必要があり、長時間のフライトで脚をあまり動かさずにいると深部静脈血栓症を引き起こす可能性もある。航空会社にとって、乗客の安全や健康は利益よりも重視すべきものだともコーエン氏は述べている。
法案(上院/下院)の内容はまだ連邦議会のWebサイトに掲載されていないが、2016年版(上院/下院)は乗客の安全・健康・快適さを保てる最小のシートサイズやレッグルーム、通路幅などをFAAが規定し、乗客1人当たりのスペースを航空会社のWebサイトで明示することを義務付けるといった内容になっていた。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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