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伝説的超人気ゲーム「オレゴン・トレイル」開発者、メイキングを語る
insiderman 曰く、 米TIME誌による「歴史上最も偉大なビデオゲーム」の1つにも選ばれ、2012年にはiPhone版もリリースされた人気ゲーム「オレゴン・トレイル」のオリジナル版開発者が、米国で開催されたゲーム開発者向けカンファレンスGDCのセッションに登壇、当時の状況を語っている(IGN JAPAN)。
といっても、日本ではオレゴン・トレイルはあまり知られていないゲームではある(タレコミ子も知らなかった)。このゲームのタイトルになっているオレゴン・トレイル(=オレゴン街道)は、19世紀のアメリカ西部開拓時代の主要道の1つで、19世紀中頃にアメリカの開拓者が先に植民地化・開発されていたアメリカ東部から西部に向かって開拓を進めた際に使われた道路だという。ゲーム「オレゴン・トレイル」は、この歴史を教育する目的で開発されたシミュレーションゲームで、1971年に「ミニコンピュータ」向けに開発され、1974年にメインフレーム向けの「商業版」がリリースされた。その後AppleⅡやMacintoshなどに移植されている。
最初のバージョンはテレタイプ(TTY)でプレイヤーが入力を行うと、その結果が紙に印字されて表示される、というものだったそうだ。
1974年の「商用版」では、当時の開拓者の日記などを元にリアルに開拓者の生活を再現し、その後教育用ソフトとして全米に広まっていったという。1970年代のビデオゲームといえば、「PONG」などに代表される、ストーリー性の薄いアクションゲームが有名だが、この時代にプレイヤーに多くの選択肢を与え、戦略性のあるゲームが開発されていたという点は非常に興味深い。
なお、オレゴン・トレイルは2016年にWorld Video Game Hall of Fame(世界ビデオゲーム殿堂)入りが決まったとのこと。
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