「MOMAT コレクション」東京国立近代美術館で開催

2017年2月25日 16:48

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記事提供元:ファッションプレス

 「MOMAT コレクション」が東京国立近代美術館にて開催される。期間は2期に分かれており、前期は2017年2月18日(土)から4月16日(日)まで、後期は4月18日(火)から5月21日(日)まで。

 「MOMAT コレクション」は、国内最大規模約13,000点の所蔵作品から約200点を厳選して紹介する所蔵作品展。時宜にかなったテーマや切り口で年に数回ガラッと作品を入れ替え、多様な作品をとおして明治以降の日本美術の流れをたどることができる。

 今期の見どころは、春のこの期間しか見られない、桜を描いた日本画作品。川合玉堂《行く春》、菊池芳文《小雨ふる吉野》、松林桂月《春宵花影図》の3点がそろって展示されるのは8年ぶりで、前期のみの展示となる。

 その他、第3室の「おなじみのあの作品のモデルがこの作家で、この作家とあの作家は友人で、あの作家はこの人の……」と人脈の広がりを楽しめる展示「男たちのつながり 劉生を起点にして」や、第5室で紹介される「日本の近代美術に与えた影響」という観点から収蔵してきた西洋美術にも注目だ。

 なお、東京国立近代美術館では2017年3月25日(土)から4月9日(日)まで「美術館の春まつり」を開催する。風情のある日本の美を堪能できる、本展と「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」の2つの展覧会のほか、様々な催しが開催される。皇居や千鳥が淵、北の丸公園といった桜の名所エリアの散策に合わせて、ぜひ立ち寄ってみては。

【詳細】
所蔵作品展「MOMAT コレクション」
会期:2017年2月18日(土)~5月21日(日)
会場:東京国立近代美術館 本館 4~2階
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00~17:00
※金曜日、土曜日は20:00まで
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日、3月21日(火)
※ただし3月20日、27日、4月3日、5月1日は開館
アクセス:東京メトロ東西線「竹橋」駅1b出口 徒歩3分
観覧料:一般 430(220)円 大学生 130(70)円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者とその付添者1名、MOMATパスポート持参者、キャンパスメンバーズ、友の会、賛助会員、 MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバー会員は本人のみ)は無料
※()内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込
無料観覧日:毎月第一日曜日、国際博物館の日(5月18日(木))
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)

■展示される重要文化財

・川合玉堂《行く春》(1916年) ※前期のみ
・原田直次郎《騎龍観音》(1890年)
・萬鉄五郎《裸体美人》(1912年)
・岸田劉生《道路と土手と塀(切通之写生)》(1915年)
・中村彝《エロシェンコ氏の像》(1920年)
・上村松園《母子》(1934年) ※後期のみ

■美術館の春まつり

会期:2017年3月25日(土)~4月9日(日)
会場:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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