【注目銘柄】エバラ食品工業は上げ足速めて14年の上場来高値試す可能性、3月末の株主優待も注目点

2017年2月23日 13:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 エバラ食品工業<2819>(東1)に注目したい。「焼肉のたれ」が主力の調味料専門会社である。2月13日に17年3月期配当予想を増額修正した。通期業績予想にも増額余地がありそうだ。株価は昨年来高値圏でモミ合う形だが、3月末の株主優待も注目点であり、日柄調整完了して上放れの展開が期待される。上げ足を速めて14年の上場来高値を試す可能性もありそうだ。

 2月13日に17年3月期配当予想の増額修正を発表した。期末1円増額して年間28円(期末一括)とした。前期との比較でも1円増配となる。

 17年3月期通期連結業績予想は、売上高が前期比1.3%増の513億77百万円、営業利益が同8.3%減の16億09百万円、経常利益が同7.4%減の16億72百万円、純利益が同15.6%減の8億69百万円としている。

 第3四半期累計(4~12月)の連結業績は前年同期比1.7%増収、4.2%営業増益、4.3%経常増益、9.8%最終増益で、各利益は通期予想を大幅に上回っている。商品特性上、第4四半期(1~3月)の売上構成比が極端に低いという季節要因があるため通期予想を据え置いているが、第3四半期累計が増益だったことを考慮すれば通期連結業績予想にも増額余地がありそうだ。

 株価は昨年来高値圏2050円~2100円近辺でモミ合う展開だ。そして週足チャートで見るとサポートラインの13週移動平均線が接近して日柄調整完了感を強めている。3月末の株主優待も注目点であり、上放れの展開が期待される。中段保ち合いから上放れの形となり、上げ足を速めて14年11月の上場来高値2350円を試す可能性もありそうだ。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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