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日米の注目経済指標:1月米小売売上高は小幅増にとどまる見込み
*15:03JST 日米の注目経済指標:1月米小売売上高は小幅増にとどまる見込み
2月13日-17日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。
■13日(月)午前8時50分発表予定
○(日)10-12月期国内総生産(GDP)一次速報値-予想は前期比年率+1.1%
2016年10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率で1%台の成長が予想されており、成長率は4四半期連続で増加する見込み。7-9月期に続いて外需主導の経済成長になったとみられる。設備投資の伸びもプラスになったと推測されるが、民間消費と住宅投資の伸びは7-9月期との比較でやや低下した可能性がある。公的固定資本形成の落ち込みも予想されており、内需はさえない状況だった可能性がある。
■15日(水)午後10時30分発表予定
○(米)1月消費者物価コア指数-予想は前年比+2.2%
参考となる12月実績は+2.2%で予想通りだった。1月については家賃の上昇が続いていることから、インフレ率は12月実績と同水準になる見込み。ただし、賃金上昇はやや抑制されており、現状ではインフレ加速の可能性は低下しつつある。
■15日(水)午後10時30分発表予定
○(米)1月小売売上高-予想は前月比+0.1%
参考となる12月実績は前月比+0.6%で市場予想の+0.7%程度をやや下回った。自動車とガソリンを除く数字は横ばい。12月実績は強い内容とは言えなかった。1月については雇用情勢の改善が続いていることから、プラスとなる見込みだが、賃金上昇率は鈍化しており、小売売上高の伸びは鈍化する可能性が高い。
■15日(水)午後11時15分発表予定
○(米)1月鉱工業生産-予想は前月比0.0%
参考となる12月実績は前月の改定値から0.8%上昇。上昇率は市場を上回った。電気・ガスが前月比6.6%上昇し、全体を押し上げた。製造業は+0.2%、鉱業は横ばいだった。
1月については、製造業と鉱業の伸びが予想されるが、そのほかの分野では横ばいが予想されるため、全体的には横ばいか、小幅な増加にとどまる見込み。市場予想は妥当か。
■16日(木)午後10時30分発表予定
○(米)1月住宅着工件数-予想は123万戸
参考となる12月実績は122.6万戸となり、前月比+11.3%。一戸建ての販売件数は減少したが、集合住宅は急増した。1月については、12月の建設許可件数を参考にすると12月実績を若干下回る可能性がある。
その他の主な経済指標の発表予定は、14日(火):(米)1月生産者物価指数、15日(水):(米)2月NY連銀製造業景況指数、(米)12月企業在庫、(米)12月ネット長期TICフロー、16日(金):(米)2月フィラデルフィア連銀景況調査、17日(金):(米)1月景気先行指数。《FA》
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